06:擁壁工事

擁壁工事は小規模から大規模まで現地に合わせて作成するものです。
コンクリート造擁壁をはじめ、間知石擁壁。型枠ブロック造擁壁などがあります。
2mを超える擁壁は役所への届け出が必要なことはよく知られていますが
2m未満でも1mを超える盛土が発生する場合でも申請が必要な区域もあります
地盤の状況により地盤改良や杭が必要となりますので、地盤調査の結果次第で費用が大きく異なります。
擁壁のお見積りの初期段階は擁壁を作る見積りだけになりがちですが
擁壁作成にプラス要素として、地盤調査費+設計申請費+既存解体工事費+地盤補強工事費+土留め工事費+擁壁上部フェンス等外構工事
が必要となります。初期段階でどこまで入っているのか見積りで項目を確認しましょう
工事は地盤調査結果により地盤補強の有無の判断となります。地盤が緩い場合など想定外に金額が増えることがありますので先ずは設計(調査)契約。そのあとに本工事契約となります。

1mを超える擁壁の作成は横浜市よりがけ地防災(減災)助成金が使用できることもありますのでご活用ください

選び方

擁壁工事は安価な順に型枠ブロック擁壁<間知石擁壁<コンクリート擁壁 となります
また擁壁工事に付随して地下車庫、上部に建物を建てる場合などもあります。
型枠ブロック擁壁の場合高さによって厚みも変わります。
1.2m未満厚み150mmそれ以上は厚み180mm。2mの場合厚み240mm。
また地盤の状況(地耐力)や内部摩擦角により同じ高さでも厚みが変わってきます。
またベースの幅も地上の高さと同じ幅の基礎が必要となります。詳しくはブロックメーカーの標準図がありますのでそちらと整合性を持たせる必要があります。
見積り書に基礎の大きさが記載しているか、ブロックメーカーの標準図が添付されているかなど確認しましょう

間知石擁壁
コンクリート擁壁よりも安価に済みますが重力式擁壁のため60~75°の傾斜が必要となり、土地の使用できる面積が少なくなります。
ベース幅が小さくて済みますので高さのある場合など土の掘る量が少なくて済みます。

コンクリート擁壁
現地に合わせた形状や高さで作成できるため、多くの場所で使用されています。
経年により汚れなどで色が変化します。
奇麗な統一感のある擁壁を見かけますがそちらはコンクリート打ち放し補修塗装となりコンクリート上から同様の風合いとなるように塗装を行っているもので、コーティング仕上げも含まれているため長くきれいな状態を保つことができます。
施工状況や伸縮膨張、経年劣化によりひび割れが生じることがあります

間知石擁壁やコンクリート擁壁は 【横浜市宅宅地造成の手引き】より資料集で断面構造図がどなたでも入手できますので、そちらをご参照ください

商品紹介

施工事例

横浜市 地下駐車場兼アプローチ作成

横浜市 狭あい道路拡幅に伴う擁壁工事

横浜市 型枠ブロック擁壁工事

横浜市磯子区 大谷石をコンクリート擁壁に

藤沢市 エスビック社のABロックを使用した乾式擁壁

横浜市保土ヶ谷区 横浜市の助成金を利用した間知石積擁壁

横浜市栄区 擁壁(コンクリート)ひび割れ・クラック補修 ボンドシリンダー工法 樹脂注入

横浜市都筑区 化粧型枠ブロック工事

施工事例

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