LIXIL / 雪への強さ?設置場所?積雪対応のカーポートの選び方
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【LIXILのエクステリアで100のいいコト】41/100
雪への強さ?設置場所?積雪対応のカーポートの選び方
様々な希望を叶えて建てたお家でも、住んでいればあれこれ出てくるお悩みや困りごと。そんな住まいのエクステリアのお悩みや、毎日の暮らしがちょっと良くなる「いいコト」をご紹介するこのシリーズ。
ナビゲートするのは、築5年の戸建てに住む主婦の陸田知美(りくたともみ)さん。周りの人からはシルミさんと呼ばれています。情報収集に熱心で、時にはご近所さんのお悩みまで解決してしまうしっかり者。さて、今回のテーマは?
カーポートの性能を表すものの一つに、「耐積雪強度」と呼ばれる指標があります。これは、カーポートがどのくらいの積雪の重さに耐えられるかの目安をcmで表したもの。耐積雪強度の数値が大きいほど強度の高いカーポートになります。
一般的なカーポートの耐積雪強度は約20cm。つまり、耐積雪強度20㎝のカーポートを設置した場合、積雪が20㎝を超える前に雪下ろしをしなくてはなりません。積雪対応のカーポートは30・50・100・150・200cmと、積雪量に応じた強度をもつ商品が用意されています。
1.お住いの地域の「積雪量」を知る
地域によって雪の降る量はさまざま。安心できるカーポートを設置するために、まずはご自身が暮らす地域の積雪量を把握しましょう。気象庁が発表しているデータを見ると、地域ごとに積雪の深さの年最大値が分かるので、必要な強度を満たすカーポートを選ぶ目安になります。
2.雪質の違いによる「重さ」も考慮する
カーポートのカタログに表示されている耐積雪強度は、積もったばかりの「新雪」の重さが想定されています。しかし、水分を多く含んだ雪は同じ積雪量でもより重くなります。また、積もっている時間が長くなるほど雪の密度が増して重くなるため、耐積雪強度の数値よりも早いタイミングで雪下ろしが必要になります。
地域の積雪量よりも少し余裕を持たせた耐積雪強度を選ぶと、すぐに雪下ろしができないときも安心です。
3.大雪に備える便利なオプションアイテム
積雪量が100㎝を超えるような豪雪地域では、カーポートの両側を柱でしっかり支える「両支持タイプ」が基本となります。しかし、ふだんはあまり雪が降らないエリアで片側にしか柱のない「片支持タイプ」を設置する場合、着脱式のサポート柱で積雪時に強度を高めることが可能です。使用時以外は取り外しておけるため、ふだんは乗り降りのしやすいすっきりとした駐車スペースになります。
また、せっかくカーポートを設置しても、風が強いと横から雪が吹き込んで愛車にかかってしまうことも。これには、オプションのサイドパネルを設置することで、屋根だけの場合と比べて雪の吹き込みを軽減できます。
カーポートの設置場所によっては、近隣の方とトラブルになることもあるため配慮が必要です。実際に設置する際は、下記の内容についてしっかりと確認をしておきましょう。
〇 隣家に雪が落ちないかチェック!
カーポートが隣家との境界に近い位置の場合、カーポートに積もった雪が屋根を伝って隣家の敷地内に落下することがあります。特に片支持タイプのカーポートは屋根の勾配の向きによって、下がっている方向に雪が落ちやすいので注意しましょう。
カーポートと隣家の敷地とのスペースを十分に確保する、屋根の勾配を隣家側が高くなるようにするなど、設置の段階で考慮しておくと後々トラブルになりづらく安心です。
〇 自宅の屋根から落ちる雪にも注意
自宅の建物のすぐ横にカーポートを設置すると、建物の屋根から落下した雪がカーポートの屋根に大量に落ちることがあります。たまって落ちた雪は重く、カーポートにたまっている雪と合わせて、耐積雪強度を超える可能性もあります。
また、時間が経って固まった雪が落ちてカーポートに当たると、カーポート自体の破損を引き起こす可能性もあるので、建物に対するカーポートの設置場所にも注意しましょう。
大雪に耐える強さとデザイン性を備えた
LIXILのカーポートST
〇 幅広い地域に対応できる3つの耐積雪強度ラインナップ
カーポートSTは、お住まいの地域のニーズにあわせてお選びいただけるよう、100・150・200cmと耐積雪強度別に3つのタイプがあります。業界最高水準の200cm相当は、豪雪地域でも安心して設置が可能。豪雪地域でなくても、ときどき大雪が降る地域で強度に余裕のあるカーポートを選びたい方にもおすすめです。
〇 住まいの顔を美しく演出!
直線的で骨太なデザインが特長のカーポートSTは、外観を立体的に演出することが可能。カーポートの屋根を延長して玄関まわりを覆うように設置すれば、重厚感あふれる門のような佇まいを実現できます。
ほかにも、建物の外観や玄関ドアなどに合わせて、クリエモカやクリエダークといった温もりのある木調色を組み合わせれば、統一感のあるコーディネートも楽しめます。
※ LIXIL「リクシルのエクステリアで100のいいコト」より参照