【お庭の防犯・防犯エクステリア】⑤跳ね上げ門扉の設置
近年、不審者の侵入や車やバイクの盗難、強盗、周囲からの視線など、お家に迫る危険/不安が増えてきており、
ご家族が安心して暮らすために、「防犯を意識したエクステリア」が重要視されてきています。
不審者の侵入防止・盗難防止・プライベート空間の確保などを考慮した、
外構に関する『防犯エクステリア』を7回にわたりご紹介させていただきます。
今回はその第5弾となります。
今回のテーマは
⑤跳ね上げ門扉の設置
跳ね上げ門扉は、主に駐車場などの入り口に敷地境界線を明確にする目的や、防犯対策として設置される、扉が上下に動く門扉です。
近年では、ネットショッピングや、出前などの配達サービスなどで、家への訪問者が非常に増えていて、敷地内に知らない人が入ってくるということが珍しくない時代になってきています。
それを利用して、配達員や営業マンなどに装って敷地内に入り、強盗/下見/暴行などを行う犯罪者も増え、自宅に停めているのに、駐車場から車・バイク・自転車などが盗み出されてしまうケースも増えています。
今までは、「車自体の防犯システムなどがあるから大丈夫」「敷地内に停めているから安心」という考えから、駐車場自体(特に出入口)には特に防犯対策をしていない方も多くいらっしゃいましたが、
近年では、物自体にしっかり鍵をかけていても、運び出せる出入口があれば、様々な方法で鍵を開けたり(システムを解除したり)、チェーンを切ったり、自転車やバイクなどならトラックに積み込んで運び出したりして、簡単に盗まれてしまいます。
そこで、
駐車場等の入り口から侵入/運び出しができないように封鎖ができる跳ね上げ門扉の設置
が重要視されてきています。
防犯を意識した場合、敷地外周も含め、知らない人や不審者を敷地内に入れない/運び出せない/防犯対策をしっかりしていますの意思表示がされているエクステリアが必要になってきます。
跳ね上げ門扉の設置のメリットは
【敷地の境界線が明確になる】
【物理的に侵入防止】
【物理的に車/バイク/自転車といったもの運び出し(盗難)防止】
【これ以上は入ってこないでください。という意思表示】
【お子様やペットの敷地外への飛び出し防止】
になります。

敷地の外周をブロックやフェンスなどで囲い、駐車場などの入り口となる部分には跳ね上げ門扉を設置し、外周がぐるりと囲われているエクステリアの配置!
をお勧めいたします。
(跳ね上げ門扉の他にも、駐車場入り口を封鎖する方法としては、伸縮門扉・引戸門扉・シャッターゲート・チェーンポールなどがあります)
防犯を意識した跳ね上げ門扉の設置場所


部外者の侵入を防止します。

盗み出しを困難にします。
駐車場出入口を封鎖する方法としては、跳ね上げ門扉の他に、伸縮門扉・引戸門扉・シャッターゲート・チェーンポールなどがありますが、その中でも防犯性を高めるのであればチェーンポールは避けましょう。
車の盗難に関してはチェーンポールでも効果はありますが、簡単にまたいで出入りできるため、不審者の敷地内侵入や、自転車など担いだり持ち運べるようなものの盗難を防止することができません。
また、車などの出し入れ時の、その都度の開け閉めも大切です。
せっかく駐車場出入口を封鎖するエクステリアを設置しているのに、「毎回毎回開け閉めをするのが手間だし時間もかかる。帰ってくる時、入るのも楽だから」と、外出で車などを出した後、駐車場出入口は開けっ放しの方も多いと思いますが、防犯性が低くなるので避けましょう。
その都度閉める/下げることが大切です。
そこでお勧めなのが、
『電動式跳ね上げ門扉』
電動式跳ね上げ門扉であれば、車の中からリモコン操作で扉の上げ下げが可能なため、わざわざ車から降りての扉の上げ下げ/開け閉めが不要になり、スムーズに出入りできます。
雨の日なども、扉の開け閉めしている間にびしょ濡れ・・・なんてことも無くなります。
また、手動式跳ね上げ門扉でも、伸縮門扉などに比べると、上げ下げはとても楽です。
手動で行わなくてはいけませんが、片手でスムーズに軽く上げられる製品も多く販売されています。
電動式に比べ低価格なので、その都度の手動での上げ下げがあまり手間ではない。という方には手動式跳ね上げ門扉もお勧めとなります。
《跳ね上げ門扉の主な種類》
【電動式タイプ】
リモコンや柱のボタンで、扉の上げ下げを電動で行えるタイプ。
上げ下げがとても楽で、駐車場出入口を開けっ放し防止につながる。
(1モーター仕様と2モーター仕様とあります。
【手動式タイプ】
手動で扉の上げ下げを行うタイプ。
電動に比べ安価だが、上げ下げの手間がかかってしまう。
駐車場から車を出した後や、帰ってきた時に、車から一度降りて開閉に行かないといけないなどの手間がかかってしまうので、「外出中は跳ね上げ門扉を上げっ放しでいいや」となってしまう場合がある。
※ 現在、製造されている多くの跳ね上げ門扉で、電動タイプと手動タイプとどちらも用意がされています。
(一部製品・サイズなどにより異なります)
【横細格子・縦細格子タイプ】
安価でお求め安いが、格子に足をかけるなどして登られやすい。
風通しはいいが、目隠しの効果はない。
小さなペットなどがすり抜けてしまう場合がある。

【横格子・縦格子タイプ】
比較的安価だが、格子の数が多い/幅が広い分、細格子よりかは価格が少し上がる。
ただ、格子の隙間が狭く、足などが入らないので、登られにくい。
少しの目隠し効果。

【板格子タイプ】
目隠し効果が高く、木目調のデザインのものも多いので、周りとのコーディネートがしやすく高級感もあり人気のあるタイプ。
適度な目隠し、適度な透け具合なので、防犯面でもお勧め。

【鋳物格子タイプ】
格子部分が鋳物(アイアン)でできているタイプ。
デザイン性が高く、高級感があるが、目隠し効果の低さと、デザインによっては足がかけやすいため、防犯性は低い。

【アルミ形材色】
木調色よりも安価で、モダンな印象。
メーカーや製品によって様々なカラーがあり、カラーによって印象が変わってきます。

【ラッピング形材色(木調色)】
高級感があり、おしゃれでお庭/植栽などとも相性が良く、こだわりを感じさせる印象。
封鎖感/圧迫感を和らげ、おしゃれな印象を与えられる。

などがあります。
(・アルミ形材色か木調色か・縦格子か横格子かなどは、周りのフェンスや門扉と合わて、統一感のあるエクステリアにしましょう)
防犯性を考慮した場合の理想としては、
板格子タイプの電動式跳ね上げ門扉を駐車場出入口に設置!
をお勧めいたします。
跳ね上げ門扉を設置して
・敷地境界線の明確化
・物理的に侵入/運び出しを困難に
・「防犯しています」「これ以上入ってこないで」の意思表示
を行いましょう!
(跳ね上げ門扉やカーポートに照明・カメラの設置も、防犯にとても有効的です)
跳ね上げ門扉を設置する場合の注意点
※ 通常の跳ね上げ門扉は、傾斜地への設置が、扉の片側下が浮いしまうため困難となります。
オプションのロングストッパーや専用の隙間を埋める部材を付けて対応するか(対応可能な高さに限りがあります)、設置場所の床の方を調整するかなどが必要となります。
ご検討の際は、設置場所が傾斜になっているかの確認をしましょう。
※ 扉部分が完全目隠しになっているものは避けましょう。
完全に目隠し(向こう側が完全に見えない)になっていると、一度侵入されてしまうと周りからは死角となってしまい、ゆっくりと犯行に及ぶことができてしまいます。
※ 背の高い車を所有している場合は、ハイルーフタイプを選ぶなど、開閉時の扉の高さに注意してください。
【お庭の防犯・防犯エクステリア】今後の投稿内容は
⑥伸縮門扉の設置
⑦フェンスの設置
上記内容を随時投稿させていただきます。
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