どちらの職人さんを選びますか?
いざ工事を依頼するときに、どんな職人さんが来るのか不安ですね。昔のような、職人気質のねじりはちまきに、無口で頑固。気が荒っぽい。。。なんて言う人は今はほとんどいません。良い意味での職人さんもサラリーマン化してきており、会社から管理されています。
さてその職人さんですが、外構工事の多くの場合建築会社やハウスメーカーの下請けを行っている方が多いです。最近ではデザイン性のある外構も増えてきておりますが数で勝負の”建売り外構”の職人さんには注意しましょう。直線が多く、曲線なんてあまり経験がない。ライティングは電気屋さんの仕事。。。
建売りはとにかく安く作る!ウルトラCにUF8型。アロットポールでメジャーポート。は一昔前。
今ではさらに外周は10㎝の普通ブロック、機能門柱FWに、メッシュフェンス。カーポートなんて・・・。
何の商品が解る人はかなりな通です。
そうそうと、うなづいているあなた!。 同業の方ですね。
いつもスピードで勝負をしている方が、いきなりデザイン性のある庭を作ろうとすると、スピードが半減します。基本的に早くやるということなので細かいところに目が届きません。ちょっと荒っぽくなったりもします。丁寧な仕事ができないとも言えます。建売りを多くやっている職人さんですか?と聞いてみると良いかもしれません。
また、とにかくブロックやフェンスなど安く済めば見栄えは何でもよい。という方には良いかもしれません。最近では若い職人さんが自分でも良い仕事をしたいと言って、デザイン性のある外構を手掛けようとしていましたが、結局慣れない仕事よりも確実に数多くできる建売系の方へ戻ってしまうこともしばしば。
そんな面倒な外構は・・と言っているベテランの方よりはずっと良い場合もあります。やっぱりプロとしてのこだわりを持った仕事をしたいと皆さん思っていますので、極端に安い会社は何かあると思ってみましょう。
価格が高いのも理由がありますし、安い仕事をするにもそれなりの理由があります
弊社でも施工スタッフが入社してすぐのころは、これだけ私はできるというスピード勝負。という方もいましたが、今は見せられる仕事をしなければと、すっかりと変わりました。
だからと言って 遅い=丁寧!では会社としては大赤字! デザインもそうですが、時間をかけてよいものをつくる。 これは当たり前の話で誰でもできます。程よいスピード感を持ちながら自分で納得できる仕事をするようにしています。
【ちょっと雑談】
写真は
ブロックのジョイントにコンクリートが充填されていなかった写真です。
既存のブロックに積み増し及び控え壁を作成しようと、穴をあけると、中が空洞でした。目が点になりましたけど・・・。先行して施工した業者が手を抜いているのでしょうし、元請も手を抜かざるを得ない単価しか出さないこともあります。だからと言ってこの写真に関しては擁護するつもりはありません。どうかできるだけ、外構の工事会社に直接依頼をしていただき、職人さんにも声をかけてあげてください。それが業界全体のレベルアップにもつながります。
ちなみに・・・ 数人から同じようなことを聞いた話ですが・・・・。
神奈川県では新築外構の場合ハウスメーカーさんに一緒に外構をお願いする方が多いそうです。
他の県と比べると、異様に多いそうで、エクスリアメーカーの方が転勤でこちらの方に来ると、不思議な感じがすると言っております。県民性なのかどうなのかよくわかりませんが・・・・・。大きな会社に依頼する安心も、金額をしぼられて施工していては安全ではないですね。