アートボードの施工 世田谷区O様邸新築外構 エクステリア工事Vol.16
アートボードの施工・タイルの施工
こんばんはいつもご覧いただきありがとうございます。
今回はアートボードの施工編です。
アートボードはタカショー社で販売している外部用の化粧ボードです。現在ではその数70種類を超え、大理石調や木目調・レンガ調など多様なデザインを販売しています。
技術がないと貼れない製品ですので施工する会社はごく限られているとメーカーの方は言っています。
施工前のブロック状況
こちらに張っていきます。
最初に下部やコーナー部分に見切材を取り付けます。
こちらはアルミにボードと同系色の塗装しています。
ボードは910×1820と910×2440の2種類あります。
現場に合わせて切断。電気のいちも合わせて穴あけを行います。
この電気の位置に孔を開けるのがずれてしまうと、1枚処分・・・ということになります。
ピタリと電気の穴の位置も合いました。
壁面への貼付けは両面テープとコーキングで行っています。
両面テープは強力なため、一度付くと動かせませんので慎重に貼っていく必要があります。
1/3ほど張りました。
ここまでくれば、現場のクセに慣れてきてスムーズに進んでいきます。
ブロック塀がきれいなボード張りとなりました。
本当はここまでだったのですが、
ブロック天端面も貼らないとかっこ悪いというYamasoスタッフとの話し合いで天端面も貼ることにしました。
フェンスの柱部分を切り込みながら凹の形にカット。
柱の裏面は小さなピースと貼り付けです。
板のつなぎ目も壁面と合わせて目地材を入れます。
結構細かな作業となりました。
フェンスの柱周りの隙間はコーキング処理です。
コーキングを充填して
きれいに仕上がりました。
同業の方にこの写真を見せると、これは大変な作業になるからホームページに公開しないで!と言われてしまいましたが
せっかくなので公開しています。
ボードを張り始めた頃からyamasoスタッフの職人魂に火が灯ったのか、細かいところまでやってみようと特にこだわりをもってすすめていました。
駐車場の壁面のアートボード貼りです。
裏面はお隣さんの万年塀。
ボード張りで見えなくなりました。
また、カーポートの柱や雨樋もありましたが
アートボードの内側におさめてしまいました。
壁の天端面も通常はアルミの見切り材で貼るのが一般的です。
yamasoでは天端面もボードを張りました。
カーポートの柱周りもボードを張っています。
カーポートの柱や雨樋周りもうまく切り刻んで貼っています。
お客様より柱が見えなくなるようにとのご要望。
でも有効幅は広く取りたいという要望もあり、カーポートの柱の両脇に柱を設置しました。
施工図面の一部です。
平面的な配置と立面。
カーポートの柱の位置。アートボードの柱の位置。
ボードの割付。
また、跳ね上げ門扉やゲートの位置など複雑な要素があり
現場で合わせる。というだけでは済まない状況です。
パースなどエクステリアCADでは見栄えよく作れますが
ここまで考えるのがプロの仕事です。
この図面を書いておくと、スタッフの作業効率は数倍にもなります。
yamasoはデザイナーも施工スタッフも一流の技術を持って作品を作っています。
それがチームyamasoの力強さでもあります。
本日は以上となります。