高齢者向けリフォーム VOL1
おはようございます。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回より数回渡り、高齢者リフォームのお話をさせていただきます。
(一部リフォーム産業新聞2012.10.9号の内容を記載しております)
ご高齢になると、庭の手入れが負担を増したり、お子さんが独立して部屋があまり、掃除が大変という話もよく聞きます。
それでは管理をしてくれる利便性の良いマンションへの引っ越し・・・。
という方も多くはなってきておりますが実際はというと。
住み替えの意向はありますか? という質問に対して
購入、借りる。施設に入るなどで住み替える・・・・ 8%
住宅を建て替えて住み替える・・・・・・・・・・・・・・・ 3%
リフォームなどを行い住み続ける・・・・・・・・・・・・ 17%
特に考えていない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70%
(国土交通省2008年住生活総合調査より)
となっております。
90%の人は同じ場所に住み続けるということですね。
住宅を建てた時はご自身が30~40代の方が多いと思われますが
元気盛んな年頃。段差や手すりなど気にしていなかった頃です。
家の安全性という点で考えてみると
60歳以上の方で転倒したことのある場所
庭 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37%
居間・茶の間・リビング ・・・・・ 21%
玄関・ホール・ポーチ ・・・・・・ 18%
階段 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14%
寝室 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10%
廊下 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8%
浴室 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6%
ベランダ・バルコニー ・・・・・・ 5%
トイレ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4%
その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6%
(内閣府:2010年度校訂者の住宅と生活環境に関する意識調査より)
となっております。
当然ながら段差のある場所や物がある場所での転倒ということになりますね。
yamasoの得意な外構分野で見ると、やはり気を遣うのは階段の作成です。
家の中の階段は住宅にもよりますが1階から2階までの高低差2.8mを15段ほどで登るのが標準というところでしょうか?。
計算上は踏み幅250mmで高さ187mmということになりますが、皆さんの階段はいかがでしょうか?。
外構を考える時は標準で踏み幅300mm。高さ170mm。を標準に考えています。
少し緩やかにというと踏み幅450mm高さを140mmとしてつくります。
そしてちょっと足が悪いのでというお客様には、高低差を100mmで段差を増やすようにしております。
もちろんスペースにもよりますが、踊り場が広い。上った先に少し余裕がある。といった場合には段を増やして少しでも緩やかにした方が良いかと思っています。
お客様のお宅を訪問した時に気になるのは、階段の不揃いです。
高さや幅が不均等な階段は転倒しやすくなります。
また、踏み面が極端に斜めになっている場所も稀に見かけられます。
この階段ちょっと上りにくいけどどうにかならないのかしら?
と思っている方は是非一度ご相談ください。
こんなことは無理かも・・とあきらめず安心して暮らせる家へのお手伝いをさせていただきます。
お庭の1段分だけなんだけど・・。という方もお気軽にご相談ください。
今日は階段についてのお話でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。