四国化成 / 外装・舗装のポイント
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建物の外側を装飾し、守る「外装」。道路の表面を覆い固める「舗装」。どちらも、住まいのエクステリア、公共のエクステリアに共通して行われます。ふさわしい外装材・舗装材をチョイスしてイメージ通りに仕上げることはもちろん、そこには、環境という大きな視点と、細やかな配慮が必要です。
外装とは、狭義には、建築物の外側を装飾することを指しますが、意匠的な装飾だけではなく、風雨や日射しから建物を守ることも、重要な機能です。また、建物単体で完結するものではなく、街並みをつくる大きな要素であることを意識する必要があります。
住宅の場合は特に、建物に限らず、門柱やフェンスなどのエクステリアも含めて、共通の外装材を使って施工される場合が多くなります。
外装材は、タイルなど「貼り」仕上げ、土壁やモルタルなど「塗り」や「吹き付け」仕上げに大別され、コンクリート打ちっ放しなどあえて手を加えない場合もあります。
「塗り」素材には、カラーを含め豊富なバリエーションがあり、表面のテクスチャーまで手作業で仕上げるため、微妙な表情を出すことができます。エクステリアに使用される場合、手づくり感が強調される塗り壁は、鋳物鉄などの素材とも相性も良いようです。
「貼り」素材には、タイルなどのセラミック系のほか、木質素材、金属素材などがあります。石などの天然素材には他では得られない味わいがありますが、均一性に欠け工期も長くなる傾向があります。また、工場で生産されるパネルは特に「サイディング」と呼ばれ、比較的安価・短工期で美しく仕上がります。
舗装とは、道路の耐久性を増すために、その表面を石やレンガなどの舗装材で固めること。一般には、アスファルト舗装の車道のイメージが強いと思いますが、人が歩く道についても、雨で足元がぬかるんだりするのを防ぎ、安全性と景観の美しさを確保するために施されます。住まいのエクステリアの場合も、アプローチ部分をはじめ、ほとんどの場合、何らかの舗装が行われます。
公共のエクステリアの場合は言うまでもなく、個人宅のエクステリアにおいても、外装・舗装は「環境」を構成する要素の一つと考えることが大切です。
特に、地面にフタをする「舗装」については、透水性のある舗装材で、大地が本来持っている機能をなるべく損なわないようにするなどの工夫も大切です。
※ 四国化成「知っておきたいエクステリアのいろは」より参照