【お庭の防犯・防犯エクステリア】②インターホンの設置位置
近年、不審者の侵入や車やバイクの盗難、強盗、周囲からの視線など、
お家に迫る危険/不安が増えてきており、ご家族が安心して暮らすために、
「防犯を意識したエクステリア」が重要視されてきています。
不審者の侵入防止・盗難防止・プライベート空間の確保などを考慮した、
外構に関する『防犯エクステリア』を7回にわたりご紹介させていただきます。
今回はその第2弾となります。
今回のテーマは
②防犯に役立つインターホン
昔は、玄関ドアの横に設置されることが多かったインターホン/チャイムですが、
その場合、知らない人や宅配業者の方などが、玄関まで来てから鳴らすことになります。
インターホンの位置は
【持ち主が、インターホンの位置まで入ってくるのを拒みませんよ。】
という暗黙の意思表示の一つとなります。
近年では、業者や営業マンなどに装って玄関を開けさせ、強盗/暴行/侵入などを行う犯罪者も増えています。
また、ネットショッピングによる宅配や、出前などの配達サービスなどで、家への訪問者が非常に増えています。
そのため、インターホン/ポスト/宅配ボックスなどの設置場所は
道路側の敷地境界付近が防犯上よい
とされています。
そうすることにより、敷地に入ることなくインターホンを鳴らすことができるようになり、不要な敷地への侵入を減らせ、防犯/安心につながります。
※危険/不安な目に合わないために重要なのは
『玄関ドアを開けての対面をしないこと』
『他人の不要な敷地内の侵入を防ぐこと』
が大切となります。
防犯を意識した場合のインターホン設置場所
また、設置の仕方にも様々なタイプがあります。
主なタイプとしては
他にも、
柱/枕木/フレームなどに取り付けて設置する方法や、
門扉などに、インターホン/ポスト/表札などが一体型にできるユニット製品もあります。
インターホンだけでなく、表札/ポスト/宅配ボックス/照明と一緒に敷地境界付近に設置することで、訪問者の用事を敷地入口で終わらせることができ、防犯性は高まります。
どのタイプでも、敷地入口付近に設置することが重要です。
配線工事のいらない無線式インターホンがお勧め!
録画機能付きモニター付きインターホンが防犯に!
インターホンにも多様な機能がついているものがあります。防犯上ならモニーター付きは必須。録画機能で不審者の撮影も可能。警察への相談もしやすくなります。
インターホンの主なタイプ
・カメラ付きインターホン(テレビドアホン)
室外側の子機に小型カメラ、室内側親機にはテレビモニターが内蔵されたタイプのインターホン。
訪問者の顔を確認しながら通話ができるので、より安心した対応ができます。
また、近年では録画機能付きの製品や、外出先から携帯電話と連動させ対応ができる製品などもあり、犯罪対策にとても有効とされています。
防犯性に最も優れたインターホンのタイプです。
・無線式インターホン
配線不要で無線で使用できるタイプのインターホン。
配線および配線工事が不要なので、既存のインターホンの付け替えなどに適しています。
配線工事が不要なため、業者には頼まず、家主様で購入/設置をされる場合もあります。
建物の構造や子機と親機の距離などにより、無線が届かず使用できない場合がありますので、購入/設置時にはご注意ください。
・受話器式インターホン(ドアホン)
室内側の受話器により訪問者と通話できるタイプのインターホン。
・チャイム
通話はできず、チャイム音により訪問を知らせるタイプ。
訪問者の確認ができず対面対応になるので、防犯性が低い。
主な種類/タイプとしては上記のようなものがあげられます。
玄関横ではなく、敷地境界付近に設置することで、どのタイプでも侵入防止の効果はありますが、
防犯性を考慮した場合、カメラ付きインターホンがおすすめとなります。
敷地境界付近にカメラ付きインターホンを設置した場合の主な
メリット
・不審者/配達員の敷地内侵入防止。
・対面せず対応できる。
・訪問者の顔を確認しながら通話ができる。
・(携帯との連動機能がある場合)不在時の訪問者確認。
・(録画機能がある場合)トラブル/犯罪などの発生時の証拠を録画。
※製品によっては、火災やガス漏れなどの緊急事態を感知して、お知らせする機能もあります。
デメリット
・既存のインターホンが玄関横に設置されていたり、配線状態によっては、配線工事が必要。
・室内側に親機を設置するスペースが必要。
・電池式インターホンの場合、電池交換が必要となります。モニター付きインターホンの電池交換は少し難しく、手間がかかってしまう。もしくは業者に依頼しなければならない。
敷地がある場所/形状や、住まわれている方の使い勝手など、状況により様々ではありますが、
防犯を意識した時の、インターホン設置のポイントのまとめとしましては、
・不要に玄関を開けずに済むように/対面しての対応をしなくて済むようにする。
・他人の敷地内への侵入を防ぐため、設置場所は敷地入口付近が理想的。
・顔を見て通話ができ、録画などもできるカメラ付きインターホンが防犯には効果的。
(カメラ付きインターホンが設置されていると、「侵入したら撮影されてしまう」と心理的に思わせることができるので、設置されているだけでも防犯に繋がります)
※ 今後も、Yamasoブログ「防犯エクステリア」③~⑦にて、各箇所/項目の詳しい内容を追って投稿いたします。
【防犯エクステリア】今後の投稿内容は
③ポスト/宅配ボックスの設置
④門扉の設置
⑤跳ね上げ門扉の設置
⑥伸縮門扉の設置
⑦フェンスの設置
上記内容を随時投稿させていただきます。
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