LIXIL / 自宅であこがれの日本庭園をつくる方法をご紹介
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【LIXILのエクステリアで100のいいコト】34/100
自宅であこがれの日本庭園をつくる方法をご紹介
お寺や神社、料亭などで和風庭園を目にすると、しみじみと心が和んできますよね。「自分の家にも…」と憧れるものの、「スペースがないから」「なんだか難しそう」と諦めていませんか。でもちょっとしたポイントを押さえれば、自宅の敷地内でも和の空間を作ることができます。和風庭園の“粋”が、住まいに大人の落ち着きと個性をプラスしてくれますよ。
〇 自然の情景を再現する
自然の風景を再現する演出を「見立て」と言い、日本庭園の大きな特徴のひとつとされています。土を盛って穏やかな山並みを表現したり、苔(コケ)を敷き詰めてひなびた趣きを演出したり。まずは自分のお気に入りの情景を思い浮かべながら、作りたい庭のイメージを描いてみましょう。
〇 和のイメージのある植物を
自然の情景や季節感の表現に欠かせないのが「植物」です。選ぶポイントは「和」をイメージさせるもの。常緑樹の松や紅葉の美しいモミジ、花や実も楽しめるサクラやヤマボウシなども風情があります。また、控えめながらも住まいとの調和が取りやすいアオダモやソヨゴといった中木もおすすめです。下草には冬に赤い実をつける南天や紫や白の花が美しいヤブラン、濃緑でツヤのある葉が特長のリュウノヒゲなどを。高低差をつけたり、不規則に植えたりすると自然な雰囲気になります。
〇 水や石・砂を組み合わせる
庭園に豊かな表情を加えてくれるのが「水」や「石」「砂」といった自然のもの。水をイメージさせる「手水鉢(ちょうずばち)」や「鹿威し(ししおどし)」などを使うのも一つの方法です。また、観賞用の「景石(けいせき)」や「飛び石」を用いると、庭に重厚感や品格、リズム感が生まれます。
しかし、建物との調和やお庭のスペースを考えると、本格的な和風庭園を実際に造ることはなかなか難しいですよね。そこで、そのまま和風庭園を取り入れるのではなく、現代の住まいに合ったアレンジをすることで魅力的な和の空間をつくってみましょう。
〇 門まわりを、シンボルツリーが印象的な「前庭」
門まわりを和の庭園のようにしつらえることで住宅の外観がぐんと格調高い印象になります。シンボルツリーは、立ち姿や色合いにインパクトのある樹木を。下草には葉の形の違う植物を組み合わせれば豊かな表情が生まれます。路地面は砂利を敷き詰め、ダイナミックな石組みを取り合わせると和風感がより高まります。住まう人が疲れて帰宅した際も、上品な外観が出迎えてくれることでホッと心が和みますね。
〇 室内から風情を楽しむ省スペースの「坪庭」
敷地に余裕がなくても、浴室の横やベランダ、建物の間といった空きスペースを小さな庭園「坪庭」にアレンジ。背景を竹垣で囲うと、一気に和の空間にチェンジします。「手水鉢」や「鹿威し」といった水を使うアイテムを取り入れて涼やかに、「灯篭」を置いて古風に演出するのも素敵です。夜は照明でライトアップすれば、室内から幻想的な光景も楽しめます。また、水を使わず「砂」「石」のみで川の流れや波の表情をつくる「枯山水(かれさんすい)」の庭もわびさびを表現しながら、モダンな印象を与えるのが魅力。白砂利を敷き詰めて渋い色合いの景石を配したり、石に「苔(コケ)」を張り付けると、自然の趣きが加わり心和む景色が演出できます。
〇 歩きながらも楽しめる。足もとに和をプラス
庭やアプローチには室内からの眺めだけではなく、歩きながら楽しめる和のアイテムをプラス。景観にリズミカルなアクセントを与えてくれる「敷石」や「飛び石」には、他の植栽スペースにダメージを与えず、歩きやすいようにというメリットもあります。直線や曲線に配置したり、石の大きさを変えてみたり。室内から外への動線をゆるやかに示すことで、自然と外に出たくなり、歩きながら楽しめる空間になります。設置する際には、石の高さがバラバラになっていたり、表面がとがって歩きにくい石などに気をつけてくださいね。
LIXILなら、こんな和風の庭の演出も
庭全体を和風庭園にするのは大変でも、庭の一部を間仕切って和風の演出を施すことで、見て楽しめる空間をつくることができます。たとえばLIXILの「プラスG」なら、庭や敷地をスクリーンやフレームを使って自由自在に間取ることが可能。外からの仕切りが何もない場所でも、鉄格子タイプのフレームを立てて視線を遮り、そこに板石や水盤、植栽などを配することで、屏風絵のように見て楽しめる庭園がつくれます。
※ LIXIL「リクシルのエクステリアで100のいいコト」より参照