防草シート
家の周りなど、草が生えてこないようにするためのシート。
これが防草シートです。
普通のシートとは何が違うの?それは水を通す透水性があるということです。
防草シートにも多様な種類があり、ホームセンター等にて販売されている5mで1000円の物もありますが、草がシートを貫いて生えてしまうことも多いです。
現在外構業界で多く使用されているのがザバーン社の防草シートです。
こちらを中心にお話をさせていただきます。
防草シートの厚み
シートにも用途により厚みが違ってきます。
薄い順に128(g/m2)、136(g/m2)、240(g/m2)、350(g/m2)となります。
数字が大きくなるにつれて厚くなり丈夫になります。
一般的に砂利下で使用されるものは136(g/m2)が多く、街の建材店でも常備置いていることが多いです。
露出してそのまま使う場合は 240(g/m2)や350(g/m2)を使用します。厚みがあるため丈夫で長持ちします。
防草シートの端部から草がろい生えてこないようにするには
砂利下の場合、家の外周など狭い範囲でも敷かれることがあります。幅40cmのところに防草シートを張っても両サイドから生えてしまうことが多いです。今までは端部から生えるのはしょうがないという一言で片づけられがちでしたが、yamasoではお客様からの希望にて両端を専用テープで止める事により完全に生えないようにしております。
防草シートを露出して使用する場合
露出で使用する場合、雨風にさらされることにより1m間隔にてビス止め、重ね合わせ面のテープ止め、端部のテープ止めをすることによって、めくられるのを防ぎます。 傾斜地の場合は、『ガンコピン』と言われる、ドリルねじ形状のピンがあり、地中に差し込むことで強固に固定します。
防草シートは歩行用として使用できるの?
基本的には歩行される物として作られていないので不向きです。同じ場所を歩くと擦れてきます。お庭で何をやりたいかわからない、予算上あとから庭を作ろうという方はこちらでも良いでしょう。若干滑りやすくなりますので注意してください。
防草シートを敷いたのに草が生えてくる
桝の周りなどシートが張り切れていない場所や端部の隙間から生えてくることがあります。砂利を土と感じて草の強者もいます。草を取ると根は白いままスッと抜けます。水耕栽培のようです。こちらは防ぐことができませんので、除草剤を蒔くなど対処をしてください。
とりあえずの雑草対策には防草シートを!
お庭で何をやりたいかわからない。
予算上後からお庭を作ろう。という方などは雑草対策や、泥跳ね防止。土の上を歩かなくても済む。等の理由で防草シートを敷かれる方もおります。
但し厚くなるにつれて、若干滑りやすくなってくる場合もありますのでご注意下さい。
また一部をレンガ花壇にしたいと思った場合は
使用される部分を大きめのハサミやカッターなどを用いて切り取り花壇に使用することもあります。
傾斜地の雑草対策
傾斜地の雑草対策にも防草シートは適しています。
雑草で生い茂った傾斜地。
草刈もしにくい傾斜地でも草刈を行った後に
シートを敷けばこのようになります。
のり面保護のため、一部草木は残しております。
年に数回の危ない思いをしながらの草刈りをせずに済み
これで安心です。
防草シートはどれぐらい持つの?
350(g/m2)グリーン | 露出で耐用10~15年以上 | 砂利下で 半永久的 |
240(g/m2)グリーン | 露出で耐用7~13年 | 砂利下で 半永久的 |
136(g/m2)グリーン | 露出で耐用3年 | 砂利下で 半永久的 |
(ザバーン社カタログより抜粋)