床は砂利敷きで踏み石があるアプローチでした。

丸石で作られた階段。踏み幅も高さもまちまちでした。

現況

変更後 こちらの図面が横浜市への申請図面となります。

植栽帯の玉石を左側に３００mmほどよせて階段の幅を広くしています。

階段の作成には縁石を利用しています。 階段高さはご高齢の方を配慮して100ｍｍとしています。

階段下地の作成完了です。 お庭の雰囲気からすると、御影調の縁石を利用したいところですが、助成金の利用ということで横浜市より却下されたため通常の縁石を利用しました。

アプローチへの手すり柱の設置。 踏み石の並べ替え。 ワイワーメッシュ・補強鉄筋の設置を行いました。

コンクリート打ちの完了です。

階段踏み面のコンクリートも一緒に打ちました。

手すりの設置です。 今回使用したのは 四国化成工業社 セフティービームＳＦ型　です。 ベンダーという曲げる道具を利用して少しずつ曲げながら合わせていきます。

現場に応じて自由な角度で曲げることができるという便利な商品です。 中に芯材が入っていますので取付後に曲げるという心配はほぼありません。

取付の完了です。

こちらのシコク化成　セフティービームＳＦ型の特徴です。 普段は連続した手すりとなっています。

人が通るか所は、手すりを上部にあげることができます。

上記のように必要に応じて、人も通ることができ、なおかつ連続とした手すりとしても利用できるという強者です。

ボタン一つで開閉がスムーズにできます。

柱の上部が少し細くなっていますが、こちらは柱の高さの調整ができます。15ｃｍの範囲で高さが調整できるので、段々と腰が曲がって高さを少し下げたい場合など、交換する必要が無く高さを下げたりすることができます。

緩やかな階段と手すりで登りやすい階段となりました。

床面は今まであった砂利を洗い出しの砂利として再利用しました。

アプローチの手すり。 今までは植木につかまりながら歩いていたのが手すりを設置するこちによって安心して通れるようになりました。

床面の踏み石や砂利も洗い出しとして再利用。 今までの雰囲気を生かしながら歩きやすくなりました。

この度は、工事ありがとうございました。厄介な申請業務もあり、工事部分だけではなく大変だったかと思います。 足の不自由な父もつかまるところができこれで夕方でも外に出られると便利となりました。

Ｋ様 この度はyamasoにご依頼いただきありがとうございました。 当初は手すりの取付のみの予定でしたが、横浜市の方との協議を進める中で足門徒の砂利敷きや既存階段の不便性も協議して今回の工事となりました。 使う方の利便性を改めて考えさせられる現場でした。 現状のものをうまく利用し、洗い出し仕上げなど雰囲気を損なわずに仕上げられたものと実感しております。 歩きやすくなったアプローチで、これからはお父様にも、もっと外に出ていただいて元気に過ごしていただければと思います。 ご依頼ありがとうございました。