擁壁(コンクリート)ひび割れ・クラック補修
ボンドシリンダー工法
樹脂注入
横浜市擁壁補修工事擁壁(コンクリート)ひび割れ・クラック補修
今回使用したのは
コニシ株式会社の ボンドシリンダー工法を採用
慣れていないといろいろ不具合の生じる少し難しめの工法です
こちらの工法は、コンクリートのクラック補修でコンクリート造マンションやトンネル、ダムなどでも使用される工法ではありますが、外構屋さんではあまりやる方は少ないと思います。
大きなクラック、欠損の場合はまた違う方法もあります。
ブロック造では内部が空洞なため使用できません
間知石擁壁の目地のクラックは、コンクリート本体の構造体ではありません。化粧としての目地なのではがれた場合はその部分の補修となります
コンクリート擁壁でクラックの気になる方はお声掛けください
調査業務につきましては一部有料とさせていただいておりますのでご了承願います
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補修後
ひび割れ状況
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ひび割れ状況
工事状況
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クラック(ひび割れ)部分をワイヤーブラシで清掃
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ワイヤーブラシで清掃・研磨することでコンクリート本体の表面を露出させます
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接着剤 今回はクイックメンダーを使用 硬化が早くその日のうちに注入できました
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コーキングタイプの物ももありますが硬化時間が遅いため、当日の注入はできないことがあります
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2液性の接着剤を混ぜ合わせ 座板に塗布
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クラック幅により幅の広い箇所は200㎜幅の狭いところは300㎜間隔で座板を設置。 そのほかのクラック面は表面に接着剤を塗布し注入時のこぼれを防ぎます
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座板の取り付け状況 今回は縦に2か所のクラックでした
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注入材は、エポキシ樹脂 E207 主剤・硬化剤の2液を混ぜ合わせ、注入器に入れます
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座板に注入器の取り付け 注入器にピンのようなものがあると思いますが こちらで施工前はロックしておきます
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注入器の両端にゴムをつけ、ピンを抜くと 接着剤が注入されていきます
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注入されると、量が減っていき 途中で残っていれば充填完了 写真下の器具のように入り切った場合は、注入器を変えて再度注入します。
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注入の完了です 多いところでは4回注入器を変えて充填。 今回は注入材が残っているので、充填はされているものと判断されます クラックが背面まで貫通している場合は接着剤が通り抜けてしまいますのでその際は状況判断によります
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充填翌日座板や接着剤のはがし これは結構やっかいです
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接着剤撤去あと 接着剤塗布時はクラックに擦り付けて行いますので はがした後に若干のくぼみ等が生じることがあります
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クラック表面の化粧モルタル テープを張りモルタル用の接着剤(プライマーの塗布)
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モルタル補修の完了